
M&Aコンサル会社は、M&Aを全面的にサポートしてくれる会社です。サポートを受けずにM&Aの話を進めた場合、思うような結果にならない可能性があります。そのため、まずはM&Aコンサル会社に相談することをお勧めします。そこで今回は、評判がいいM&Aコンサル会社をランキング形式で1~10位まで紹介しましょう。
目次
M&Aコンサル会社とは?
M&Aコンサル会社に依頼する前に、具体的なサポート内容について確認しておきましょう。サポート内容を把握しておくことで、自分に合ったM&Aコンサル会社を選びやすくなります。なお、主なサポート内容は次のとおりです。だだし、サポート内容は各社によって異なるので、必ず確認してください。、
・買い手と売り手と選定
M&Aでは、買い手は売り手を探し出し、売り手は買い手を探し出す必要があります。しかし、会社を売却したい経営者と買収したい経営者がマッチングすることは困難です。そのため、コンサル会社に買い手や売り手を探してもらいます。
会社によって求めていることは異なるため、最適な買い手や売り手はその時々で変わります。コンサル会社は経営者の想いを汲み取りつつ、高いシナジー効果を得られるM&Aのパートナーを探してくれます。
・スケジュール設定
M&Aの開始から契約までのスケジュールを設定してくれます。会社を成長させてから売却先を選ぶ場合は、いつまでにどこまで売上を伸ばすのか、細かいスケジュールも提案されます。スケジュール設定に問題があると、契約成立まで多大な時間がかかる可能性もあるため、プロに任せることが大切です。
・会社の成長の支援
会社を成長させてから売却すれば、それだけ高い売却益を得られます。このような会社の成長も支援してくれることが特徴です。どのような企業に売りたいのかを踏まえ、成長の方向性をアドバイスしてくれます。
・デューデリジェンスの実施
買い手が売り手に対して実施するデューデリジェンスも代行してくれます。公認会計士や税理士などの専門家の派遣ができるため、速やかに確実なデューデリジェンスを実施できます。
・契約関連のサポート
契約関連のサポートとして、契約書の内容に不備がないか、不利な条件ばかり記載されていないかなどをチェックしてもらえます。
・交渉のサポート
売り手が希望売却額を提示し、必要に応じて交渉します。その際に、どうすれば高く売却できるのか、好条件を認めてもらうことができるのかなど、交渉に関するアドバイスやサポートをしてくれます。
・M&A後のサポート
M&Aの契約成立後には、引継ぎや新たな事業の開始など様々な面でサポートを受けられます。売り手側の従業員が買い手の企業に組み込まれる場合、いかにスムーズに新体制で事業を始められるかがポイントとなります。
経営者としても不安に感じる点のため、コンサル会社のサポートを受けたいところでしょう。
M&Aコンサル会社ランキング
M&Aコンサル会社は複数あり、中にはサポートが充実していない会社もあります。問題のある会社にコンサルを依頼してしまうと、あなたが理想としているM&Aにならない可能性があるため、評判やサポート内容を確認しておきましょう。
評判が良くサポートが充実しているM&Aコンサル会社をランキング形式で1位から10位まで順にご紹介します。
M&Aコンサルティング
M&Aコンサルティングは、経営者の人生設計を踏まえたM&Aをサポートする会社です。独自のSCALE型M&Aを提案し、経営者が会社を売却した後の人生を充実できるようにサポートしてくれます。また、会社の状況を踏まえ、最適な売り手や買い手を選定する他、企業価値に基づいた希望売却額の算定、デューデリジェンスの実施など、M&Aに関わる業務を一手に引き受けています。
また、報酬形態が着手金や中間金などがかからない完全成功報酬型です。そのため、途中で交渉が決裂した際にも、金銭的な負担がほとんどありません。
M&Aキャピタルパートナーズ
M&Aをするかどうか決めていない段階からひとりの担当者が専任します。そのため、経営者の希望や企業に対する想いを理解してもらいやすく、よりマッチ度が高い買い手と巡り合えます。この会社はM&Aが主流ではなかった頃から大手企業に対してM&Aを提案し、多くの実績を積み上げてきました。
報酬は中間金と成功報酬のみで、着手金はかかりません。良い条件の企業とマッチングしなかった場合には、中間金がかかる前の段階で依頼を取りやめることが可能です。
また、中間金は成功報酬の10%に相当し、残り90%をM&Aの契約成立時に支払います。
日本M&Aセンター
経営者にとって最良の企業を見つけられるように努める会社です。想像している以上の価値を生み出せるように、コンサルティングしてくれます。そのために、M&Aのコンサルティング力と情熱を大切にしています。
成約累計実績は4,500件を超えており、1年間で770件以上もスピード成約していることが特徴です。この会社は質とスピード感を重視しているので、ベストなタイミングで会社を売却できます。また、買い手と売り手の間に立ち、どちらにもメリットがあるM&Aになるようにサポートしてくれるのは、売り手にとっては嬉しい限りです。
ストライク
経営者同士が想いをぶつけてわかり合うことが重要と考え、それぞれの想いを大切にしたコンサルティングをしています。また、買い手と売り手をひき合わせるマッチングサイトも経営しているなど、M&Aに深く関わる事業を複数展開していることが特徴です。
中小企業は、大企業とは異なり後継者不足が問題となります。その現実を踏まえ、中小企業の未来を作るために行動してくれます。中小企業が抱える問題に詳しいため、現状を把握するためにも一度相談するといいでしょう。
思いもよらない問題点が発覚する可能性もあります。
インテグループ
売り手にとってメリットのあるM&Aを成立させるようサポートすることが特徴です。M&Aに対するニーズの聞き取り調査を行い、各企業が求めることを把握しています。そのため、売り手の希望に沿ったマッチ度が高い買い手を選定できるのです。また、ベストなタイミングで売却できるように、3~6カ月での契約成立を目指すなど、より多くの利益に繋がるよう様々な工夫が見られます。
報酬形態は完全報酬型です。M&の契約が成立したときにだけ報酬が発生します。
M&Aアソシエイツ
公的金融機関出身の人物が設立しており、売り手と買い手の双方にメリットがあるM&Aの成立を目指しています。また、金融機関は大企業を対象としたサポートの傾向がありますが、M&Aアソシエイツは中小企業をメインとしています。
金融機関出身であっても、中小企業のM&Aをサポートできるため、安心してください。あなたが支払う報酬は成功報酬のみとなっているため、M&Aに失敗して無駄な費用を支払いたくない方にも向いています。
中小企業M&Aサポート
経営者と信頼関係を築くことが理想的なM&Aに繋がるという考えに基づき、しっかりと話を聞いてくれます。経営者とのコミュニケーションを重視し、企業の事情や課題、問題点などを確認したうえで、理想的なM&Aの実現に向けてコンサルティングします。
また、担当者はM&Aだけではなく経営にも知見があるため、理想と現実を踏まえたアドバイスが可能です。この会社は数千社のデータを持っており、その中から適した企業をピックアップしてくれます。しかも、全国各地の弁護士や税理士などM&Aに関わる専門家とコネクションがあるため、会社の所在地に関係なくサポートを受けられます。
コーポレート・アドバイザーズ
M&Aを検討している段階からサポートできる会社です。経営者の希望や会社の状況に応じて柔軟かつスピーディに対応しています。また、理想的なマッチングのために、買い手に求める条件を踏まえ、様々な情報を集めて売り手のために尽くしてくれる会社です。
M&Aに関わる業務経験も豊富で、株価算定や買収監査業務の実績が800件以上となっています。
クラリスキャピタル
リーズナブルな価格でサポートを請け負うM&Aコンサル会社です。価格は安くても、理想的なM&Aの成立に向けて行動する姿勢は、他の企業と同じです。買い手に合わせた交渉方法や会社の状況を踏まえた価値のアピール方法など、様々なノウハウを持っています。
また、完全成功報酬型で業界最安値を謳っており、費用を捻出することが難しい中小企業でもM&Aを検討できる頼もしい存在です。
フォーバル
後継者不足などの事情で倒産する中小企業が多い事実を踏まえ、100年存続する中小企業を増やしたい気持ちでサポートしています。これまで関わってきた経営者の数は20万人以上となっており、経験を踏まえたコンサルティングを受けられます。
また、海外企業とのコネクションもあるため、海外進出を検討している中小企業もサポートできます。
M&Aコンサル会社を選ぶ際のポイント
M&Aコンサル会社をランキング形式で紹介しましたが、どの会社が良いかは各会社の状況で異なります。しかしながら、次のようなポイントに注目し、あなたに合った会社を選ぶべきでしょう。
費用体系
コンサル会社には、次のような費用体系があります。
・着手金や中間金から成功報酬までかかる
M&Aコンサル会社に依頼した場合、着手金や中間金、月額料金、成功報酬などが必要です。いずれも交渉が決裂した際、残念ながらその費用はあなたの手元に戻ってきません。一般的に、着手金は10万~30万円程度の会社が多く、中間金はさらに高くなる傾向です。
失敗を懸念される場合は、避けた方がいいかもしれません。ただ、総費用で見ると比較的安いケースもあります。
・着手金が不要
着手金がかからないため、途中で交渉が決裂しても費用が無駄になりません。ただし、中間金や月額料金がかかる場合は、ある程度の出費を伴います。着手金がかからない代わりに成功報酬が高めに設定されている場合もあるため、必ずしも良い選択になるとは限りません。
・成功報酬しかかからない
完全成功報酬型は、着手金や中間金など成功報酬以外の一切の費用がかかりません。交渉が決裂してもほとんどの費用負担がないため、安心して依頼できるでしょう。ただし、成功報酬が高めに設定されているケースもあるため注意が必要です。
事例
M&Aコンサル会社に依頼する場合は、過去の事例の提示を求めましょう。具体的な事例を提示できない場合は、どのようにコンサルティングするのかがわかりません。できるだけ多くの事例を提示してもらいましょう。
また、具体的にどのようなサポートをし、どのように導いたのかも確認してください。コンサル会社の施策によって良い結果に導けたことを証明してもらいましょう。
業務範囲
どれだけの業務をカバーしているのかを確認しましょう。M&Aのスケジュールを立てられるのか、企業価値の向上を目的とした業績アップのコンサルティングはできるのか、デューデリジェンスの代行、契約書類のチェックなども任せられるのかなど、確認することが大切です。
業務範囲が狭い場合、複数のコンサル会社に依頼することになり、最終的に費用が高くついたり、コミュニケーションの面で不都合が起きたりします。
目的に合ったM&Aコンサル会社を探そう
M&Aコンサル会社を選ぶ際には、複数の企業と面談しましょう。その中で、最も自社に合うと考えられる企業と取引することが大切です。また、担当者によって質が異なるため、途中で担当者が変わることがないか確認しておきましょう。
初回相談時には、M&Aを行うべきタイミングかどうか、どのようなスケジュールで進むのか、現時点で希望の売却益を得ることはできるかなどを尋ねてください。ポジティブな返答しかない場合は注意が必要です。
あなたのM&Aを焦らせるのではなく、現状や目標、経営者の考え方を踏まえたM&Aを提案できる担当者を選びましょう。相談料は無料の場合がほとんどのため、数回の面談を行って判断することをお勧めします。また、どのような業界の企業とコネクションがあるのかも確認しておくべきです。
数多くの買い手候補の中から選ぶことで、マッチ度が高くなることが期待できます。
最初の相談相手としては、ご紹介した中から特にM&Aコンサルティング社をおすすめします。着手金無料で相談が可能なので、まず現状を整理する意味でもご相談してみてはいかがでしょうか。
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