web制作の事業譲渡【事例から読み解くポイント】

現在の日本では、人手不足状態が深刻化しています。
どの業界でも人手が足らず、各自が「忙しい」という言葉を口にしているようです。

そんな中で、Web制作会社の社員がトップレベルの忙しさなのではないかと思います。
ほとんどのweb制作会社の社員から聞こえてくるのが、「仕事が増えている」という声です。

しかし、少数ですが「仕事が減っている」という声もあります。
その減っている仕事とはどんなものか? というと、やはりwebサイト制作全般です。
一方、増えているのがSNSを活用した企画、総合的なブランディング案件、コンサルティングを含めたサイト制作などです。
今は、クライアント企業の経営面まで深く入り込んで行うサイト制作が望まれているのです。

ですから技術力を要しない簡単な制作の仕事は減ってきて当たり前といえるでしょう。

今回は、忙しい職場の代名詞であるようなWeb制作会社の事業譲渡について紹介しましょう。

忙しいということは「儲かっているのでは?」「手放す必要あるの?」と多くの人は考えてしまうものです。
注目の業界だからこそ、今が売り時であり、そして買い時ともいえるのです。

もし自分の会社の事業に「web制作」という事業を取り入れたいと思っているのであれば、今は買い時かもしれません。

これから紹介する事例を通じて、事業譲渡を成功するポイントを紹介します。

 

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web制作会社が譲渡の道を選ぶメリットとは

経営のプレッシャーから解放される

このまま経営を続けていくのは難しい。が、個人保証などもあって廃業するのも厳しいというのであれば、いつまで経営を続けなければいけないのか、と不安になるものです。

しかし、こんな時にM&Aで事業譲渡をすると、第三者があなたの事業を維持し、成長させてくれます。しかも、譲渡の条件に個人保証を外すことを盛り込んでおくと債務からも解放されることにもなります。

 

後継者問題の解決

経営者の間では、後継者不在問題は深刻化を増しています。

健康に問題がないうちに、何とか後継者を決めておきたいと思っている経営者は多いのではないでしょうか。

だからと言って、自分の子供や親戚に事業を引き継ぐことは難しいし、従業員の中から後継者を選抜するのも難しいとなると、あとは廃業するしかないのかな・・・・。となってしまいます。

なお、後継者が個人保証を引き継ぐのであれば問題ないのですが、あなたの自宅が担保などになっている場合は引継ぎが困難になることを理解しておきましょう。

 

事業の拡大や支社数の増加

【M&Aでの事業譲渡は企業戦略の有力手段】

事業売却先にとっては、新しい支社を増やしたいと独力で事業領域を広げることは不可能ではありません。しかしながら、資金調達、事務所物件の確保、従業員の新規募集など時間と手間がかかります。

だからこそ、準備期間で頓挫してしまって、結局お金と時間を使っただけになってしまったというケースも少なくないそうです。

ところが、事業売却先にとってM&Aを利用することで、すぐに新しい事業参入することができて、支社を増やすことが可能になります。

 

《M&Aでの事業譲渡は不足する資金調達の最終手段》

前出のとおり、あなたの事業売却先は、下記のような思考を経て、M&Aで新規事業に参入していると思います。

①独力での参入は可能かどうか

②ほかの企業との提携はできないか

③M&Aを検討

M&Aは最後の手段だと思います。

なぜなら、M&Aで即座に新しい産業に新規参入はできますが、取得した事業を効果的に活用するためには、もともとの組織との融和ということが懸案事項だと感じているはずです。

小資金でかつ、短期間で事業を手に入れることは可能ですが、本当に自社の事業との相性がよいかなどを何度も確認したうえでの判断でしょう。

 

従業員の雇用安定や待遇改善

事業の中には、従業員も含まれます。特にweb制作会社での従業員というのはとても重要な価値となります。

必ず従業員も一緒に譲渡してほしいということになりますから、事業譲渡を行う条件として、従業員の雇用継続はもちろんですが、待遇改善も盛り込んでおくよういしてください。経営者が交代したからという理由での従業員の離職してしまうことはよくあることです。M&Aが完了したころには従業員がほとんど離職してしまっていたということはM&Aを行う時に一番気をつけたいところです。

せっかくの事業価値を失うことのないように、従業員の雇用継続、待遇アップはきっちり決めておくことをお勧めします。

慣れ親しんだ職場で勤めつづけることができて、その上、待遇が良くなっているのに、退職していく従業員はいませんよね。

 

譲渡による現金獲得

事業譲渡により現金を獲得することができます。

これはM&Aでの事業を譲渡した場合の大きなメリットであります。

廃業を選んでいては、事務所内の設備など買い取ってもらえればいいですが、すべて処分ということになったら、必要設備の処理がかかります。現金が手元に残る可能性は低いと言えます。

また、事業譲渡して獲得した現金は、個人経営者にとっては、退職金代わりとして受け取ることができます。譲渡して現金が入ってくるということは経営者として、事業に成功した証です。

M&Aを検討したら、まず事業価値を高める努力をして、せっかく大切に育ててきた事業ですから、なるべく高値で売れることを目指しましょう。

 

web制作の事業譲渡の事例

web制作会社というのは、M&Aを検討している(買取希望企業)の間ではかなり人気の業種です。

ほとんどのM&A仲介業のWebページを見ていても、買い取り希望ばかりが更新されています。時々、譲渡希望の企業があったとしてもすぐに売却先が決まってしまっています。

空前の売り手市場です。

 

【webサイトを事業譲渡して高額の現金を手に入れた事例】

〇ファウンダー(前身:ユービジョン)がWebサイト「資金調達のプロ」を6億2000万円で東証一部上場企業に事業譲渡

前身のユービジョン時代に制作した「資金調達のプロ」というサイトを約6億円以上と高額で譲渡したニュースがありました。

法人向け、個人向けに融資に特化したサイトを作成して、かなりのアフィリエイト収入を得ていた収益性の高さから、上場企業に、「Webサイトという事業」を譲渡したのです。

運営期間は3年間で、最初にサイトをしっかり構築していたので、社員も雇わずに業務委託スタッフのみでサイトを運営してきて、その月収は1000万円程度あったということです。

再度申し上げますが、このサイトを作成するにあたって、自己資本のみで、そして従業員も雇わずほとんど個人で運営していたということはかなりの驚きではないでしょうか。

このことからお分かりだとは思いますが、Web制作会社の事業というのは、このように運営しているサイトも大きな資産であり事業価値だということです。

 

【webサイト自体が大きな投資案件となる】

M&Aは、会社経営者にとって事業承継、事業譲渡、株式譲渡などのビジネススキームではあるのですが、それと同時に投資手法でもあります。

 

《不動産投資よりも安い経費でハイリターンが望める》

Web制作会社では、自社で作成したサイトも資産価値となっています。

そして不動産投資のように、物件を売却、購入したからと税金が課税されることもないという大きなメリットがあり、不動産投資で享受される家賃のように、サイトのアフィリエイト収入が見込めます。不動産投資での家賃収入も不労所得と言われていますが、アフィリエイト収入は、最初にサイトを構築して、あとは外注や業務委託のスタッフで、更新などをしておくと永遠に収入が見込めるのです。不動産のようにメンテナンス、管理に時間とお金がかからないというメリットもあります。

 

web制作の事業譲渡の事例から見る注意点

この項目では、先程ご紹介している事例から、事業譲渡を成功へと導くための注意点を下記の通り列挙しました。

注意1:どんな取引先を持っているか

注意2:事業内容が取引先にメリットをもたらすのか

注意3:事業譲渡完了まである程度の期間を要する

注意4:事業譲渡は人間同士のやりとりである

これら4つの注意点について順を追って詳しくご説明していきましょう。

 

安定した利益を得られるような取引先の内訳になっているか

Web制作会社は、クライアントからの受託制作で成り立っています。

クライアントから直接依頼を受けてこそビジネスになるのです。そして安定したクライアントとの契約案件がどのくらいあるかも重要な確認事項です。

大手企業1社に頼っている経営状態では、その大手が撤退してしまった場合は、他に取引先がないとなると途端に経営が困窮してしまいます。

事業を引き受けようと検討しているWeb制作会社には、どのような企業と取引しているか、定期的に仕事を受注できているかをしっかり確認しておいてください。

また、多数の案件の依頼を受けていたとしても、入金状況についても確認しておく必要があります。発注と見合った入金があるかどうかというのはとても大切な確認事項です。

 

譲渡先にとってのメリットを明確にする

自社の事業がかなり価値の高いものを持っていたとしても、譲渡先企業の事業との融和性がないとなると事業譲渡したメリットがなくなってしまいます。

企業同士の事業価値は、本当に相性が良いのかを何度も確認する必要があります。

しかし現在のように、どんなことでもすべてネットで検索して調べることが多くなっています。健康食品などはドラッグストアでは買えないものがネット限定で購入できるものもありますし、いまは旅行業界でも旅行代理店でツアー申込する人は減っていて、宿泊先もネット予約してしまいま。

飲食業界においてもお店の予約はネットで済ませてしまいます。

webサイトを制作できる技術というのはどの業界においても取り入れたいと考えているはずでしょう。

web制作会社の事業に関してメリットをあまり感じない企業というのは、現代の社会ではいないのではないかとも考えられます。

このような状況下で、Web制作会社の事業というのは本当に売り手市場と言えます。

 

長い時間が掛かる場合もある

譲渡先が決まって、契約が進んでいくと、最終的にデューデリジェンスという買収監査が待っています。事業データ、財務データ、労務データなど事業にまつわるすべてのデータを提出して監査を受ける必要があるのです。完了まで大体3か月~6か月はかかると言われています。

もしあなたがリタイアを考えている場合なら、M&Aを検討してから1年は掛かると覚悟しておくべきでしょう。

体調が悪くなってからでは、このM&Aを行うのが困難になってきます。

長い時間がかかることもあることを想定して準備を始めてください。

 

事業譲渡は人対人

企業間の事業の相性、融合性はとても重要です。それよりも重要なのが、経営者同士の相性もM&Aを成功させるためには大切な項目です。

経営者同士が、同じ出身地、共通の趣味があるなど、個人的なところで共通点が多いのも親近感がわいてくるものです。実際に、事業譲渡を行った企業でもこの経営者同士に多くの共通点があることが多いです。

会社というのは経営者にとっては我が子も同然です。

その会社の事業を譲渡する相手は、できればあなた自身のことも理解してくれて、分かり合える人間の方が良いのではないでしょうか。

結局は、企業経営というのは人と人とのつながりから成り立っているものだということです。

 

web制作の事業譲渡を行うなら

これまで色々なことを説明しましたが、経営者同士の相性はとても大切です。そこで、まずはそんな企業をつなぐM&Aエージェントに相談してみるのはどうでしょうか。

できれば、web制作会社のM&Aに関する実績が豊富なエージェントを見つけることをお勧めします。

業界に関する知識も豊富で、相性のよい譲渡先を見つけてくれるはずです。

もしM&Aのことを検討してみようと思ったら、まず実績豊富なエージェントを探してみましょう。

 

 

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