パン屋の事業承継【事例から読み解くポイント】

街を歩いていると行列ができていて、何のお店かなと思ったら、「食パン専門」のお店でした。今は、高級な食パンがブームになっています。

「ここの食パンを食べたら、他の食パンを食べる気がしない」という評判も聞こえてきます。

食パン専門店なので、他の種類のパンは一切おいてなくて、食パンのサイズが数種類あるくらいで、本当に食パンしか置いてないのです。それなのに、長蛇の列です。

そして、2斤で1,000円くらいするものもあるのですが、高価な値段の食パンが飛ぶようにうれています。

 

今回は、いろんな営業形態を行っていて複雑化している現代の「パン屋」の事業承継についてお話していきます。

主に、M&Aというビジネススキームを使って、事業承継を成功させています。

これは、大手企業ばかりではなく、中小企業、個人企業においても、このスキームが使われています。そして成功を収めているのです。

 

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パン屋が事業承継を行う背景

昭和の時代から、パンは手軽にとれる食事の代表でした。

安価で、食べやすくて、お腹も膨らみます。「今日のお昼はパンにしておこう」というビジネスマンも多くいました。

しかし、昨今では、パン以外にも、コンビニ弁当、冷凍食品、ファーストフードでの丼物など、パンを買うのと同じような値段で、手軽に済ますことができる食事が増えてきたのです。

パン離れという傾向も出てきましたが、その反面、今までとは違った形態のパン屋も出てきました。

それが、冒頭でお話した、「高級食パン」です。
1斤あたり500円ほどの価格なのに、並んでまでも購入する人も存在します。スーパーで食パンを買えば、150円程度ですから、3倍以上の値段を出していることになります。

パン屋経営において、2極化が顕著に現れています。
「高級志向」と100円均一のパンショップに見る、従来通りの「リーズナブル思考」の二つです。

100円パンショップは、言うまでもなく、薄利多売です。量を売ることで儲けを出す方法です。しかし「高級志向」と言われる、高級食パンも、行列ができてまでも多数売れます。

単価が高いのに、量が多く売れるという現象です。

高級食パンを製造するには、材料を吟味する必要があります。まず主な材料として、バター、小麦粉、卵、牛乳そしてパンを膨らませるイースト菌・酵母が必要です。

材料はとてもシンプルなのです。他店と差をつけるためには、材料の吟味と作り方です。

高級食パン店において、独自のレシピが存在します。このレシピこそが「事業価値」となっています。

おいしいパンを焼くことができれば、そしてそれが「高級」だと認められれば売れるわけです。

 

【高級パンはコンビニから始まったと言われている】

コンビニといえば、そんなに高いものは売っていないイメージですが、パンにおいては、各コンビニとも少しお値段お高めのプレミアムシリーズが販売されているのです。

手軽で安価というだけで売れる時代は終わった、ということです。

値段が高くても、それに見合った価値があれば飛ぶように売れる時代なのです。

 

シンプルな経営様式に思われたパン屋においても、時代の波が押し寄せています。

この波に乗り切れるかどうかが、パン屋経営を続けることができるかどうかの瀬戸際なのです。今、一番ホットな業界と言っても過言ではありません。

なぜなら、シンプルな材料だけで、コストに対して、儲けが大きいというビジネスモデルが出来上がっているからです。

 

そんな時代だからこそ、新しく「パン屋」を始めてみたいという人が増えているのです。

 

材料はシンプルですが、仕込みにはかなり時間と熟練の技術力が必要です。高級食パンを焼こうと思ったら、かなりの技術が必要となってきます。

永年、街のパン屋さんを経営してきたけど、オーナーの高齢化、健康問題も起こってきた、それなのに後継者が不在という経営継続が難しくなってきたパン屋も増加傾向にあります。仕込みが早朝からあって、そして体力も必要だからです。

パン屋さんって朝早くから営業していますから、どうしても仕込み作業も早くなります。
午前4時ごろから始めているパン屋さんがほとんどだと思われます。

おいしいパンを焼くということは、本当に大変な仕事なわけです。

後継者と言っても、誰でも良いわけではなく、かなり適性が求められる事業と言えます。

 

このパン屋の後継者問題を解決するべく「M&Aにおいての事業承継」が実際に行われています。

パン屋を譲りたいオーナーと、新しくパン屋を始めたいオーナーの間では、このM&Aという手法を使っての「事業承継」がぴったりなのです。

 

次の項目では、実際にどのような事業承継が行われているかを、事例を含めてご説明していきます。

 

パン屋の事業承継の事例

【事例】プローバホールディングス×GROW UP

プローバホールディングスは、パチンコ事業から始めて、介護、保険、アミューズメントなどの多角的な事業を進めている企業です。

今回、このプローバホールディングスが、GROW UPの事業をM&Aで手に入れたのです。

GROW UPは、鳥取県と岡山県で100円均一のパン屋さんを経営している企業です。

二つの企業は、お客様への心地よいサービスを提供する点において、また衛生管理を徹底しているという点が非常に事業同士の相性が良いということでM&Aに成功しています。

今後は、プローバホールディングの既存事業にベーカリー部門も新しくプラスしていくこともできますし、100円ベーカリーショップをもっと広いエリアで展開していくことも検討できます。

 

二つの経営理念が合致していますから、新しい事業をどんどん展開していくことができるのです。このように、二つの企業の事業内容の相性が良いと、企業同士がともに成長していくことも可能なのです。

また、M&Aでの事業承継は、自分の企業になかった事業を取り入れて、新しい部門を作ることができます。企業の規模を大きくすることも可能なのです。

新しい事業を始ようと思ったら、従来のやり方ではかなり初期投資が必要でしたが、このM&Aというビジネススキームを取り入れることで、極力費用を抑えることができます。

全く異業種からだけど、パン屋を始めてみたいという方には、このM&Aはぴったりです。

M&Aで事業承継を行うと、事業に含まれるもの、つまり店舗はもちろん、設備、従業員であるパン職人も同時に手に入れることができます。

ずっと営業してきているお店をそのまま手に入れるわけですから、オーナーが変わったというだけで、何の変化もなくお店を続けることができます。

これは、かなりリスクの低い投資とも言えます。

 

パン屋の事業承継のポイントとは

パン屋の事業承継を成功へと導くには、4つのポイントをおさえる必要があります。

この項目では、成功の秘訣を4つご紹介します。

 

ビジネスモデルや強みを整理する

ビジネスモデルの強みは、どのパン屋さんにもあると思います。

しかし、第三者への事業承継を考えた場合、誰にでもわかるように、強みをわかりやすく整理しておく必要があります。

最初にもお話した「高級食パン」といったオリジナルレシピがあるなら、それはとても大きな事業価値です。この事業価値はとても高く評価されるとともに、高く売れます。

また、単価の安い100円均一で販売する場合なら、スピーディーにおいしくパンを焼く製造機が必要です。そして、その使い方がわかり、メンテナンスもできる人材がいれば、少ない人件費でもパンショップを開くことができます。

このように、パンを製造するシステムが確立しているなら、これも高い事業価値になります。

また、お店独自のオリジナルメニューがあり、そのパンを有名なフレンチ、イタリアンなどのお店にパンを卸している、なども事業価値になります。

すでに大口の顧客があるのですから、そのパン屋を引き継ぎたいという希望者は後を絶たないでしょう。

M&Aにおいての事業承継を検討したら、この事業価値を今一度整理してみてください。

そして、強みが足りないと思ったら、新しい事業価値をさがしてみることが必要です。

 

M&Aにおいて譲れない条件をはっきりさせる

パン屋というのは、材料の吟味から、パンを焼く技術においても高い適性を求められます。継続していくのが難しい事業です。

また、パン屋には必ず顧客、いわゆるファンが存在します。

「あのパン屋さんのメロンパンじゃないとダメ」というお客様がいますよね。

ですからオーナーが変わった途端、味が変わっていては、大切なお客様が離れて行ってしまいます。

第三者へ事業を承継する場合に、一番気をつけたいのが、味が変わらないようにしてもらうことです。

新しいオーナーがオリジナルレシピを考慮するのも大切なことですが、それと同時に変わらない味というのも継承していく必要があります。

この味を守るということに気を付けていると、既存のお客様と、また新しいお客様を同時に手に入れることができます。

 

味を守るということは、要するにベテランのパン職人も一緒に事業承継するということです。

従業員の雇用継続と待遇改善をM&Aの条件に盛り込んでおいてください。

これは、売り手の企業にとっても、買い手側企業にとっても大きなメリットへとつながります。

 

売却先候補に事業の強みや価値が伝わる説明を

事業の強みを整理しておく項目でもお話していますが、せっかく見つけた事業価値、事業の強みがあったとしても、先方に伝わらないことには、価値を評価してもらえません。

すなわち高く売却することができなくなってしまうのです。

これは第三者へ事業承継するという点でとても大切な項目です。

M&Aでの事業承継を行う場合は、第三者へ承継します。同じパン屋同士なら、事業の価値を汲み取りやすいかもしれませんが、前項で事業承継の事例のところでご紹介した、プローバホールディングスとGROWUPの場合ですと、全くの異業種同士のM&Aでしたね。あのような場合ですと、同業者なら簡単に説明すればある程度伝わることでも、詳しく説明する必要があります。

まったくの異業種に事業を承継するときのためにも、自社の事業内容をわかりやすくしておくことはとても重要なことです。

 

M&Aの専門家に頼るのもアリ

事業の強みを伝えるためにも、実際にパン屋のM&Aを経験しているM&Aエージェントに相談してみるのもおすすめです。

パン屋M&Aに実績があるエージェントなら、パン屋の事業内容についても深い理解があります。また、どのような事業とM&Aを行ったかという事例も知っていますから、いろんな事例を紹介してもらえます。

その中で、自分の事業にとって相性の良い買い手を探してもらうことが可能なのです。

後継者不在で、リタイアが頭をよぎるようになったならば、M&Aエージェントに相談してみてはいかがでしょうか。

 

パン屋の事業承継を行うなら

自分のパン屋を事業承継したいと思ったら、まずパン屋M&Aを経験しているM&Aエージェントを探して、相談してみることです。

さきほどもお話していますが、実績があるエージェントですと事例を紹介してもらえますし、自社の事業について最初から説明する手間が省けます。

最初は、エージェントとオーナーの1対1で相談して、M&Aを検討してみてください

信頼できるM&Aエージェントを見つけることは買い手企業を見つけるよりも重要なことです。あなたの事業をしっかり理解してくれるエージェントを見つられれば、M&Aの成功をぐっと引き寄せられるでしょう。

 

M&Aエージェントは、ネットで買い手先を探してくれますから、当初は匿名で買い手探しもできます。万が一、気がかわってしまって、事業承継はもう少し先にしようかと思っても、匿名でプライバシーが守られますから、少しお休みして先に延ばすこともできます。一度、ご自分のお店がどれくらいの値段で売れるのか?を確認しておくことも必要なのではないでしょうか。

そして、もう少し高く売りたいと思ったら、今一度事業価値を見直して、事業を育てることもできるのです。

気軽に始めることができるというのが、M&Aで事業承継を行うことの最大のメリットといえます。

 

相談先を探すにあたっては、相談料が無料で、完全成功報酬制のシステムをとっているエージェントもおすすめです。

・最初は匿名でM&A先を探してくれる
・相談料は無料の完全成功報酬制
・インターネットで探してくれる
・パン屋M&Aを経験している

これらの項目をチェックすると良いでしょう。ご自分の事業にあったエージェントを見つけることが重要です。

相談先を決めるのも大変、という方に向けて、さきほどのチェック項目を満たしている、当サイトおすすめのエージェントをご紹介します。

一度ご相談してみてはいかがでしょうか。

 

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