ラーメン屋の事業承継はどうすればいい?注意点やポイントは?

ラーメン屋の事業承継を実現するためには、買い手を見つけて交渉する必要があります。

事業承継に具体的なマニュアルは存在しないため、失敗を防ぐために様々な準備が必要です。

また、本当に事業承継をすべきかどうかを考えるために、事業承継のメリットについても確認しておいた方がいいでしょう。

ここでは、ラーメン屋の事業承継を実現するための方法やメリット、実行するうえでの注意点やポイントなどをご紹介します。

 

事業承継のメリットとは

事業承継のメリットを今一度確認しておくことで、モチベーションを高めることができます。

より良い取引を実現するためにも、メリットを把握し、事業承継を行う必要性を認識しましょう。

 

経営のプレッシャーがなくなる

事業継承すれば、自分はラーメン屋の経営者ではなくなるため、経営のプレッシャーがなくなります

 

ラーメンは多くの人に愛される食文化ですが、それだけ競争率が非常に高く、中には経営不振によって廃業を余儀なくされるラーメン屋もあります。

開店当初は大ブームを巻き起こしたにもかかわらず、「客の飽き」や「新たなブームの到来」などによって、急に客足が遠のくこともあるのです。

 

このように、ラーメン屋の経営者には、常に新しい情報を仕入れ、時代に合わせて変化していく姿勢が求められています。

一度ブームを巻き起こせば一生安泰になるわけではないため、経営に対して強いプレッシャーを感じる経営者は少なくありません

 

廃業でも経営のプレッシャーから解放されますが、実は事業継承の方が多くのメリットを得られます。

 

現金を得ることもある

廃業も事業継承もどちらも現金をある程度の現金を手元に残すことができます。

しかし、廃業では経営状況によってはほとんど現金が残らず、その後の生活に苦労することもあるのです。

それに対して事業継承は、役員退職金として多くの現金を手元に残せます

 

しばらくは生活に困らない程度の現金を残すことができるでしょう。

手元に残った現金を元手に投資を始めたり、新たな事業に挑戦したりすることが可能です。

 

また、手元に残った現金を全て生活費に充てて、悠々自適な隠居生活を始めることもできます。

これは、アーリーリタイアやハッピーリタイアなどと呼び、第一線で活躍してきた経営者が選択することが多くなってきています。

 

年金の受給年齢が70歳まで引き上げられる可能性もあり、それまで生活に困らないように、十分な現金を手元に残す必要があります。

リタイアする年齢とラーメン屋の価値を比べて、事業継承をする時期を見極めることが大切です。

 

従業員の雇用継続や待遇改善に繋がる

廃業した場合、従業員の雇用を解除することになります。

そうなれば、従業員は新たな仕事を探すことになりますが、年齢によっては就職先が見つからず、苦労してしまうことになるでしょう。

従業員に家族がいれば、経営者としては、より強く申し訳なく思うことになるかもしれません。

 

事業承継であれば、従業員の雇用を継続できるため、従業員が路頭に迷うことを懸念する必要がありません

また、承継先の企業が人件費をしっかりかける場合、従業員の待遇が改善されることも考えられます。

 

ラーメン屋の業績が思わしくない場合は、それだけ待遇を下げざるを得なくなります。

そうなれば、従業員に負担がかかり、仕事に対するモチベーションも低下してしまうでしょう。

モチベーションの低下はサービスの質の低下に直結するため、業績がさらに下がることに繋がるのです。

 

事業承継によって待遇が改善すれば、従業員のモチベーションアップによって業績も上がり、思い入れのあるラーメン屋の成長を見ることができます。

 

ファンに応えられる

事業承継の目的は、プレッシャーから解放されたい、売却によって得た現金を元手に新しい事業を始めたい、店舗を増やしたいといったことが挙げられます。

店舗を増やしたいけれど、資金が足りないため諦めているラーメン屋は少なくありません。

 

事業承継で資金力のある企業に承継すれば、店舗を増やすことができるのです。

自分が生み出したラーメンをもっと多くの人に知ってもらいたいという想いを持つ経営者は多いです。

また、ファンとしても、好きなラーメン屋が反映し、多くの人に親しまれるようになることを嬉しく感じることでしょう。

 

事業承継をすればファンの期待に応えられるのです。

期待に応えれば、さらに根強いファンになってもらえ、今後の収益の安定にも繋がります。

 

ラーメン屋の事業承継を行う際の注意点

ラーメン屋の事業承継では、経営者が変わることになります。

親族に事業承継することもあれば、従業員もしくは外部から雇い入れた人物に事業継承することになり、いずれの場合も経営状況の悪化のリスクがあるのです。

 

事業承継の確定まで周囲に秘密にする

事業承継は、財産の分配や後継者の教育など様々なステップを踏む必要があります。

その間、従業員には事業承継のことを秘密にしておくことが大切です。

従業員は、現経営者のために働いている場合があります。

ラーメン屋では、ラーメンの味に惚れ込んだことで従業員として働くことになった方もいるでしょう。

経営者が変わればラーメンの味も変わる可能性があります。

また、ラーメンを作る経営者に付いていきたいと考えている従業員もいるでしょう。

 

いずれの場合も、経営者が変わることで仕事に対するモチベーションが下がり、退職してしまう可能性があります。

もし、店舗を従業員に完全に任せてしまっている場合に退職されてしまうと、ラーメン屋の経営に大きな支障をきたすでしょう。

 

そのため、事業承継に対する理解を得る必要があるのです。

事業承継することが確定したら、上の立場の従業員から順に面談をしていき、理解を得るようにしましょう

どのような人物が後継者になるのか、ラーメンの味は変わるのか、どのような方針で経営していくのかなど、詳しい情報を伝えることが大切です。

 

そうすれば、従業員としても理解しやすくなります。また、自分がラーメン屋を支える従業員の1人だということを認識してもらえるでしょう。

 

従業員などに承継する以外にM&Aという手もある

事業承継の際には、後継者を選出することになります。

一般的に親族に承継しますが、ラーメン屋に理解があっても、経営者に向いていない場合があります。

経営のノウハウを伝えても、経営者に向いていない性格であれば、安心して任せることはできないでしょう。

 

外部から後継者となる人物を雇い入れたとしても、実際に育成を始めてからラーメン屋の後継者に相応しくなりことに気づくケースがあります。

このような場合に検討したいのがM&Aです。

M&Aは、合併と買収を意味する言葉で、業務提携や資本提携、事業譲渡、吸収合併などがあります。

 

後継者に事業を承継したいのであれば、事業譲渡を検討しましょう。

事業の一部、または全てを譲渡して自分は経営者の立場から退きます。

資金力のある企業に事業譲渡できれば、従業員の待遇改善や店舗拡大に繋がります

 

また、事業譲渡することで事業に値段がつくため、現経営者は多くの現金を手元に残すことができるのです。

経営が右肩下がりであったとしても、譲渡先の企業が経営を右肩上がりにできると考えている場合、高い売却額がつくでしょう。

多くの現金を手元に残すことができれば、事業承継した場合よりも退職後の選択肢が広がります。

 

ラーメン屋の事業承継を成功させるポイントとは

ラーメン屋の事業承継の失敗は、準備不足や承継の際の条件の設定ミスなどです。

また、事業譲渡をする場合にも、思っているよりも高値がつかなかったなどの失敗があります。

ラーメン屋の事業承継、事業譲渡に成功させるために、次のようなポイントを押さえておきましょう。

 

準備は元気なうちに

生涯に渡って現役でラーメン屋を経営し続けることは困難です。

今は元気でも、いつの間にか病気がちになり、ラーメン屋の経営が難しくなる可能性があります。

そうなってからでは、事業承継の準備をスムーズに進めることはできません。

 

親族や従業員を後継者にする場合、ラーメン屋の経営者として一人前に育て上げる必要があります。

数ヶ月や数年で経営者として相応しい人物に育て上げることは難しく、10~20年ほど前から準備することが大切です。

 

急に病気で経営が難しくなれば、経営者として育ち切っていない人物に店を承継することになります。

そうなれば、経営が傾いて廃業を余儀なくされることも考えられるでしょう。

事業承継は元気なうちに準備を始め、最適なタイミングで実行することが重要です。

 

譲歩できない条件を明確に

事業承継や事業譲渡の際には、引き継ぎの条件を設定する必要があります。

事業譲渡の場合は売却額や従業員の待遇、事業承継の場合は現経営者を会長にする、店舗拡大するといったことを決めなければなりません。

 

様々な条件を提示する場合は、その中でも譲歩できない条件を明確にしましょう。

現経営者が提示した条件が全て通わけではありません。

交渉の中でお互いに譲り合い、両者にとって良いビジネスにすることが大切です。

 

しかし、事業承継や事業譲渡の失敗によってラーメン屋の経営が傾く可能性がある以上は、ラーメン屋を存続させるために、譲れない条件を設定しておく必要があるのです。

たとえば、ラーメン屋の経営に欠かせない人材を大切にするために、現在よりも給与を10%アップする、毎年5,000円の昇給を確約するといったことなどが挙げられます。

 

真の強みを知る

ラーメン屋の真の強みを知ることで、事業承継や事業譲渡における条件を設定しやすくなります。

また、事業譲渡において、売却額が高くなる可能性もあるでしょう。

ライバル不在で独走状態であったり、立地が非常によかったりといったことが考えられます。

真の強みは、経営者の立場では気づけないことがあるため、事業承継や事業譲渡の専門家にアドバイスをもらうのがおすすめです。

 

想像もしていなかった真の強みを知ることができ、事業承継や事業譲渡を良い結果に導くことができます。

 

オーナーと後継者と従業員にとって最も良い着地を目指す

事業承継、事業譲渡は、現経営者だけではなく後継者と従業員にとっても良い結果となる必要があります。

現経営者だけが得をするような結果になれば、引き継ぎ後にラーメン屋の経営が傾いてしまうでしょう。

 

現経営者は、ラーメン屋を作った人物ですが、今後は自分の手から離れて親族や従業員のものになります。

そのため、引き継ぎ後にラーメン屋が成長できるように、関係者各位にとって良い結果になるよう条件を定めることが現経営者の責務と言えるでしょう。

 

専門家の力を借りる

事業承継を成功させたいと思っていても、適切な方法で準備を進められなければ失敗の可能性が高まります。

自分には自分のやり方があるということで、自己流で事業承継の準備を進めてしまうと、適切なタイミングで実行に移せなくなるかもしれません

 

事業承継にはトラブルが付き物です。

そのため、どのようなトラブルが起こり得るのかを知っている専門家に相談することが大切です。

トラブルを防ぎ、より良い形で事業承継できれば、ラーメン屋の今後の発展に繋がるでしょう。

また、事業承継で親族から後継者を選出する場合、他の親族から不満の声があがることもあります。

 

財産をどのように分けるのかといった問題もでてくるため、親族間での話し合いが欠かせません。

このような繊細な問題に関しても、事業承継の専門家は精通しています。

 

ラーメン屋の事業承継を検討するなら

ラーメン屋の事業承継を検討するのであれば、事業承継の専門家であるコンサルタントに相談するといいでしょう。

そもそも、事業承継をすべきかどうか考える段階で相談することが大切です。

身の周りに後継者に相応しい人物がいるかを含め、事業承継をすべきかどうかアドバイスを受けられます。

また、どの人物を後継者にするか決める際にも、専門家のアドバイスが役に立つでしょう。

事業譲渡をすることになった場合にも、買い手企業との交渉をサポートしてもらえるため、より良い条件で譲渡できるようになります。

 

今すぐ事業承継をする必要がなくても、いつか必ずお店を手放すときがやってきます。

その際にできるだけ良い条件でお店を残したいと思う方が多いと思います。

そこでM&Aや事業承継の専門家が集まる、スパイラルコンサルティング社に相談をしてみてはいかがでしょうか?

 

スパイラルコンサルティング社

スパイラルコンサルティング社の場合は、緊急でラーメン屋を事業承継させたい、という相談に対応することはもちろん、将来において良い条件で事業承継ができるように事業価値を高める支援も行っています

まだまだ現役でやっていくので事業承継は関係ない、と思っている方もいるかもしれませんが、逆に言えばそれだけ準備をする時間を長く取れるということです。

きちんと事業の価値を高め、承継のための準備を着々と進めておけば、将来、より優れた条件でラーメン屋を次世代に引き継ぐことができるでしょう。

相談は匿名でも可能なので気軽に相談してみてはいかがでしょうか?

 

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